論文の投稿から判定まで:編集プロセスを理解する
各段階で何が行われ、編集者がどのように研究を評価するのかを分かりやすく解説します。
ジャーナル論文の投稿方法と投稿後の流れ
原稿の投稿は、出版への道のりにおける大きな節目です。
この段階では、投稿プラットフォームの利用、進捗の確認、そして原稿の行方を左右する編集手順の理解が重要になります。
原稿投稿における3つの主要な領域を、関連リソースへのリンクとともに以下に示します。
ジャーナルへのアクセスと投稿
Editorial Manager は、Elsevierの多くのジャーナルで使用されている投稿プラットフォームです。投稿を始めるには、投稿手順を確認し、Journal Catalog または ScienceDirect からジャーナルのホームページにアクセスして、「submit your article」ボタンをクリックします。
原稿の要件や仕様は、ジャーナルや論文種別によって異なります。各ジャーナルの著者ガイドラインを事前によく確認しましょう。
投稿済み原稿の追跡
投稿後、編集者はまず原稿の新規性や対象範囲などを踏まえ、ジャーナルへの適合性を確認する初期審査を行います。評価基準を満たさない場合、査読前に却下されることがあります。別のジャーナルの方が適している場合は、編集者が Article Transfer Service を通じて転送先を提案し、掲載までの最短ルートを見つけるのを支援します。
査読に進む場合、編集者は2名または3名の独立した査読者を選定し、原稿の評価を依頼します。査読に要する時間は、分野に適した専門性を持つ査読者の確保状況や、査読者の多忙さなど、さまざまな要因に左右されます。
責任著者であれば、編集システムを通じて原稿のステータスを追跡できます。共著者の場合でも、共著者確認メールを受け取り、投稿との関連を確認するためにログインしていれば、ステータスを確認できることがあります。
判定までのプロセス
Elsevierの編集チームは、誠実性と公平性に関して最高水準を維持しています。世界各地の各分野の専門家を起用し、著者の背景や所属機関にかかわらず、すべての原稿が偏りのない丁寧な評価を受けられるようにしています。
査読結果が届くと、編集者がその内容を評価します。査読報告に相違がある場合は、追加査読が必要となり、原稿のステータスが「Under Review」に戻ることがあります。
判定結果は4つあります。Revise(原稿の修正が必要)、Accept(製作工程へ進行)、Reject(投稿終了)、Transfer(Article Transfer Service) による別ジャーナルへの推薦)です。判定、コメント、今後の手順はメールで通知されます。
よくある質問
投稿サポート新しいタブ/ウィンドウで開くこれは、担当編集者は割り当てられているものの、まだ別のステータスに変わる操作が行われていないことを意味します。編集者が原稿を読んで評価していたり、ジャーナルの方針に沿って追加の編集者を割り当てたり、システム外で別の対応を行っていたりする場合があります。通常は査読者の招待や desk decision を行うまで、このステータスのままとなります。
Article Transfer Service は、編集プロセスをより円滑かつ効率的にするためのサービスです。Elsevierは、さまざまな学術分野で関連するジャーナル群を構成することで、ジャーナル間での論文転送をシームレスに行えるようにしています。編集者は、トピック、被引用数、採択率などを評価する高度なマッチングアルゴリズムを用いて、研究に最適な投稿先を見つけるお手伝いをします。Elsevierのデータでは、転送候補として提案されたジャーナルに投稿された原稿は、他のジャーナルに投稿された原稿より採択率が50 %高くなっています。また、転送された原稿は、すべての投稿原稿の平均より約10日早く採択されています。
転送に同意すると、投稿ファイルは別のジャーナルに送られます。その後、新しいジャーナルの方針に沿って投稿を完了するために、そのジャーナルの著者ガイドラインを確認する必要があります。査読後に転送される場合、査読者の以前のコメントも原稿とともに引き継がれることがあり、査読者の貢献を最大限に生かしながら、すでに共有された知見の恩恵を関係者全員が受けられます。
投稿後、著者が変更できるのは、原稿が差し戻されたとき、または編集者が「revise」の判定を出したときのみです。それ以外で緊急の変更がある場合は、Editorial Manager の「Send Email」を選択してジャーナルに連絡できます。
はい。投稿を継続しないと決めた場合は、Editorial Manager または編集者へのメールで取り下げを依頼できます。
まとめ
投稿して判定を待つこの段階は、期待と可能性が交差する期間です。これは、研究公正を強化し、研究成果がそれにふさわしい注意をもって扱われるようにするうえで重要な役割を果たします。投稿プラットフォーム、追跡ツール、編集プロセスを理解することで、期間や結果について現実的な見通しを保ちながら、原稿を成功へと導くことができます。
出版プロセスのこの段階を終えたら、次の段階へ進みましょう:査読と再投稿。