データ引用

研究データが発見され、認められるためには、広くアクセス可能で、一貫した明瞭な形式で科学文献に引用される必要があります。これを実現するために、エルゼビアは自社のジャーナルにおけるデータ引用原則の共同声明を採択いたしました。これにより研究データが、適切に引用・保存され、簡単にアクセスできるようになり、研究実績が確実に認められるようになります。

データ引用の概要

データ引用は論文の標準的な参照文献リストに含まれており、論文引用と同様に扱われます。したがってデータ引用についても論文引用と同じようにワンクリックディープリンクで参照資料を確認することができ、最初にそのデータが引用された論文の場所まで素早くジャンプすることができます。

エルゼビアはすべてのジャーナルで、FORCE 11データ引用原則を採用しています。このことは、著者に対して参照文献リストにデータ引用を含めるように推奨し、システム的にもデータ引用を処理できるように製作・出版システムを変更したことを意味しています。

エルゼビアは論文、書籍、ウェブ参照と同様、データセットも原稿の関連個所で引用されるべきであり、 またその参照情報を論文の参照文献リストに加えるべきであると考えています。データセットの参照情報には、データセットに関する情報を提供するための関連要素が含まれていなければならず、他の参照文献と同様に書式化できます。
参照文献の前に[データセット]を追加する場合は、当社のシステムがそれを認識できることを確認してください。詳細については、Guide for Authors(著者ガイド)の関連セクションを参照してください。

エルゼビアは、エルゼビア内外で引用原則を実施するために、技術ソリューションの開発とガイドライン作成に注力し続けます。ぜひFORCE 11ウェブサイトにアクセスし、データ引用原則をご支持ください。


データ引用原則の共同声明

FORCE11データ引用原則は研究データを学術記録の重要な部分とするために2014年に発表されました。この原則は、研究データがより広く利用されるようにするためには、研究データの適切な引用および共有により著者の功績が確実に認められるようにすることであるという認識に基づいています。

エルゼビアは本原則の策定に関与しており、他の多くの出版社、データレポジトリ、研究機関と共に、原則を業界基準とすることを支持しています。データ引用原則について以下に示します。

  1. 重要性: データは引用可能な正式研究成果であるとみなされるべきである。データの引用は、出版物などその他の研究対象の引用と同様に、学術記録において重要性があるものとする。
  2. 評価および帰属: データ引用はすべてのデータの貢献者に学術的な評価を与え、標準的で法的な帰属を実現すべきであり、帰属については単一のスタイルやメカニズムがすべてのデータに適用されるとは限らない。
  3. 証拠: 学術文献において、主張がデータに依拠する場合は必ず対応データを引用すること。
  4. 識別: データ引用には、コンピューター処理可能かつ世界的に一意で、コミュニティで広く使用されている永続的な識別方法を用いる。
  5. アクセス: データ引用は、人間とコンピューター双方が参照情報として利用するために、データ自体および関連するメタデータ、文献、コードおよびその他の資料へのアクセスを容易にすべきである。
  6. 永続性: ユニークなID、データおよびその性質を説明するメタデータは、対象データの存続期間以上存続するものとする。
  7. 特定性と検証可能性: データ引用は、主張を支持する特定のデータの識別、アクセス、検証を容易にすべきである。引用または引用メタデータは、取得データのタイムスライス、バージョンおよび/または細部が、もともと引用されたものと同じであることを検証しやすくするために十分な起源と不変性についての情報を含めるものとする。
  8. 相互運用性および柔軟性: データ引用の方法はコミュニティにおけるさまざまな慣行に対応できるよう十分な柔軟性を持つべきであるが、コミュニティ全体におけるデータ引用の相互運用性が損なわれるほど異なるべきではない。